昨年、19歳の男の子が両親を殺害し、24年の懲役を受けるという判決が出ました。
その事件の後聞くようになった「教育虐待」という言葉、皆さんはご存知でしたか?
その男の子は、小さい頃から勉強のことで親に激しく罵られ、暴力を振るわれていました。
だから「いつか、仕返ししてやる!」という思いが、辛い生活の生きる支えだったといいます。
やがて「親に仕返ししなければ、自分の生きてきた意味を否定することになる。」とまで考えるようになり、殺害に及んだそうです。
裁判の時20歳そこそこで、24年の判決を受けたその男性は
「自分には、親を殺す以外の道は見つけることができなかった。でも今は後悔している。」と語りました。
教育虐待という言葉は、2011年に武蔵野大学の武田信子教授が、
日本子供虐待防止学会で、発表したことをきっかけに使われるようになった比較的新しい言葉です。
主に、親が自分の思い通りに勉強しない子供を、精神的に追い詰めるほど叱ったり、暴力をふるって言うことを聞かせることをいいます。
でも、言葉としては新しくても、今まで虐待だと認識されなかっただけで、
実際に教育虐待は、何十年も前から、学歴社会の存在と同時に存在していたと思います。
教育虐待は、いったいどんな家庭で起こるんでしょう?
教育虐待は、親が高学歴だったり、社会的地位の高い家庭で起こるのが、大きな特徴です。
でも、この事件のように親が自分の学歴に劣等感を感じていて、
その結果、子供の学歴にこだわりをもつようになり、教育虐待が起こるケースもあります。
「子供の将来のため」という言葉は、教育虐待の親からよくでる言葉です。
子供の幸せを親が願うのは、自然なことです。
それなら、熱心な教育と教育虐待の線引きは、どこにあるんでしょう?
熱心な教育と虐待の線引き、教育虐待を受けた人への影響、また教育虐待する親にならないための秘訣を話しています。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は小学校の先生をしている。特別養子により血のつながらない子を我が子として育てている。
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