それとも暗い顔や難しい顔をしていることが多かったでしょうか?
実は、甘えの欲求が満たされていない人は、しかめっ面や暗い顔をしていることが多いんです。
そして、そんな表情の奥には「誰か自分の甘えたい気持ちを汲んで、甘えさせてくれればいいのに…」という気持があふれています。
子供が親に甘えるというのは、とても自然なことです。
でも自分自身の甘えの欲求が満たされていない人が親になった場合、
親の方が子供に甘えたい、子供に自分を承認しほしいという心理が働きます。
そのため親子の逆転現象が起こり、
そこで育つ人は、子供の時から親を受容しなくてはいけない アダルトチルドレンとして育つことになります。
甘えの欲求を抱えたままの人は、自分が甘えたいと思う時に、相手が甘えさせてくれないと、自分は拒絶されたと考えます。
だからちょっとした子供の言動でも、自分を拒絶したと考え、すごく腹を立てます。
生まれたばかりの赤ちゃんが泣き止まないことに腹を立て、殺してしまったという悲しいニュースが時々ありますよね。
そこにも、そんな親の心理が隠れています。
子供に甘えたい親が、過干渉になることはよくあります。
子供のために犠牲を惜しまない親の姿は、はたからは愛情深く見えるため、
そんな親に育てられた子供の苦しみが理解されることは、ほとんどありません。
アダルトチルドレン人は、そうでなくとも親に責められて育っているのに、
大人になったあとも、わかってくれる人がいないばかりか
周囲から「我がまま」「甘えている」などの視線を向けられることで、心のエネルギーは、どんどん消耗することになります。
子供の時からエネルギーは、一方的に奪われるだけなので、
うつ病や不安症など、大人になって精神に不調をきたすのも無理はありません。
アダルトチルドレンの親子関係について詳しいことを、どうぞ聴いてくださいね!
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は小学校の先生をしている。特別養子により血のつながらない子を我が子として育てている。
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