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皆さんは、認知的不協和という言葉をお聞きになったことがありますか?
認知的不協和理論は、アメリカの心理学者 レオン・フェスティ が提唱したもので、日本では マーケティングなどに応用されることが多いようです。
人間は、自分の認知つまり、考え方と行動にずれがある状態を不快に感じます。
その不快感を解消するため自分の言動に一貫性をもたせようとする傾向があるんです。
認知的不協和理論で有名なのは喫煙です。
例えば「タバコを吸うと肺がんなりやすい」と聞いた喫煙者の方が、それでもタバコをやめられないような時、
「タバコより、交通事故で死ぬ人の方が多い!」
「喫煙者でも、長生きする人だっている!」と考えることで、
自分の考えと行動のつじつまを合わせ一致させることをいいます。
でもこれって、たばこで苦労してる人だけの問題じゃないですよね。
「早く寝なくちゃいけないってわかってるのに、夜遅くまでついスマホを見ちゃう…」
「甘いものをやめようと思ってるのに、どうしてもやめられない…」
「貯金すると決めても、ついいろいろ買っちゃう…」
こういう事って、誰でもありますよね?
認知的不協和が起きると、私たちはどういうわけか行動をかえずに、うまいいい訳で自分の行動を正当化します。
こうやって認知的不協和を解決してつじつまを合わせる事は、悪い習慣を断ち切ることを難しくさせているんです。
でもどうして私たちは行動をかえないで、言い訳をする方に動いてしまうんでしょう?
意志が弱いからでしょうか?
決断が足りないからでしょうか?
それは、そのやめたいと思ってる行動には、隠れたメリットがあるなんからです。
その隠れたメリットを見つけることが、やめたいことをやめられる秘訣になんです!
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!
著者 心理カウンセラー かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は子供の気持ちのわかる小学校の先生になった。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てている。
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