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私たちにとって安心感は、とても大切ものです。
小さな子供は不安になったり寂しいとき、お母さんにくっつくことで安心感を得ますよね。
でも様々な理由で、子供の時十分な安心感を得ることができないまま大人になると、
本来は距離をおくべき人を、身近に引き寄せてしまうことがあります。
安心感が少ない状況で育った人は、不安が強く、自分に自信がもてないことが多いようです。
ありのままの自分を受け入れられた体験が少ないからです。
それに対して、わがままに育ち、相手を利用することを厭わないタイプの人は、無責任に物事を断言します。
そのため一見自信に満ちていて頼りになるように見えるんです。
安心感がほしい人が、搾取する人に、無防備に近づいてしまうのはこういう背景があるためなんです。
人間というのはそれがどんなによくない状況でも、慣れてしまうと、それを普通だと感じるようになります。
たとえそれが利用されるだけの人間関係だったとしても、相手が身近な人であるほど、慣れ親しんだ今のままの方が安心な気がするんです。
安心感の少ない環境で育った人は、孤独に対する恐怖がとても強いので、
ひとりぼっちになるよりも、どんな相手でもくっついている方が安心だと思ってしまいやすいんです。
でも相手から搾取されるたびに、私たちの人格から力がそぎ落されることになります。
だから利用されればされるほど、自分が一人ではいられない頼りない存在に思えてくるんです。
そのために、うすうす「この関係は対等ではないかも…」と心の奥で思っても、簡単には相手から離れられなくなるんです。
あなたから搾取しようとする人の見分け方、そして搾取されないための秘訣を ぜひ聴いてくださいね!
悩みはあなたと家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫!あなたにもできます!
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は小学校の先生をしている。特別養子により血のつながらない子を我が子として育てている。
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