夫婦関係がうまくいっていない家庭では「お母さん、かわいそう。」と思いながら、育つ子供が多いようです。
女の子、特に長女は小学校の高学年頃から母親の相談役になります。
大人なら反論するような話も、子供は自分の味方になって聞いてくれるし、ママ友のようにうわさ話にされる心配もないから、母にとっては格好の相談相手なんです。
でも子供への愚痴が、実は子供の人生を破壊していることについて考える母親はあまりいません。
自分自身も母の相談役をしてきた人も多く、親として当然のことだと考えている人も多いんです。
A子さんは、夫婦喧嘩の多い家庭に育ちました。
「こんなひどいことをおばあちゃんにされたのに、お父さんは味方にもなってくれないの。」こんな母の愚痴をたびたび聞かされていていました。
いつ頃からかA子さんは「お母さんがかわいそう。私が助あげないと。」と考えるようになっていったと言います。
母を支えながらA子さんは必死で勉強し、母の喜ぶ大学に入学しました。
就職も母が勧めるところに決めました。
でもしばらくたった頃、突然今までのように頑張ることができなくなったんです。
病院でうつ病という診断を受けて、A子さんは、せっかく務めた会社を辞めることになりました。
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著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保 12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し、自らの手の中で天国に送った。息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。特別養子縁組により血のつながらない子を我が子として育てた。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、子供の気持ちのわかる先生として現在は小学校で働いている。
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※シーサーの容量がだんだん少なくなってきたので、音声をspotify podcastで上げてみました。
上手くお聴きいただけるといいのですが…問題があったらコメントいただけると助かります。
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