70万部のベストセラー「家族という病」の
著者 下重暁子さんは インタビューで
血のつながり以上に 家族に必要なのは
心のつながりだと 語っていらっしゃいました。
夫婦や親子など 家族の中だけは
愛情に満ちていてほしいと
誰しも 願いますが 残念ながら
必ずしも そうではないようです。
コントロールする母には、
大きく 二つのパターンがあります。
一つは 力で コントロールする母。
もう一つは、相手の罪悪感を
利用してコントロールする母です。
今日は、日本人に 比較的多い
罪悪感を 利用してコントロールする母について
考えてみたいと思います。
罪悪感を 利用してコントロールする母は
子供の幸せのためなら
自分が犠牲になることは いとわないという
一見 とても愛情深い母です。
子どもが すでに大きくなっていても
献身的に 身の回りの 世話をしたりします。
「あなたのため」というのが
このタイプの母の スタンスです。
自分のことを心から、思ってくれている人を
無下にすることには 罪悪感が伴います。
そんなやさしさを 利用して
思い通りに 相手の人生を コントロールします。
でも、本当に 愛情の深い母親と
コントロールする母の違いは
どうやって 見分ければいいのでしょうか?
それは、あなたが
相手の 意向に沿わない 決断をしたときに
見分けることが できます。
本物の愛情には 自由があります。
相手が思い通りに 行動しない時も
関係が変わらず 見放さないのが
コントロールしない 愛情です。
罪悪感で コントロールする母は
あなたがアドバイスに 従わなかったり
意に沿わない 行動をすると
傷ついたそぶりを 見せたり
理由なく 長時間沈黙して 距離を置いたりします。
「あなたのことを こんなにおもっているのに」と
泣いて 訴えることもあります。
罪悪感によるコントロールとは
相手のいう通りに しなければ
関係が壊れるという 脅しによるコントロールです。
罪悪感で コントロールされた人は
自主的に行動しているような 錯覚を起こすため
自覚が少なく
真綿で 首を絞められていくような 息苦しさがあり
自分でも なんだか よくわからないのに、
相手に イライラしたりします。
そして そんな風に感じる自分に
さらに 罪悪感を覚えます。
罪悪感で コントロールする母に育てられた人は
人間関係とは 支配するかされるかものだと 捉えるため
ノーを言えば 関係は終わってしまうと考えます。
皆さんはどう思いましたか?
大丈夫です!あなたにもできます!
来週は出張のためお休みです。9月からはまた音声付きでお送りしますね!
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